ビジネスで使える心理学【目的別7選】(本紹介あり)

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2022.4.3.更新
2021.5.23.第1版

「仕事の人間関係を改善したいな」
「新しい職場で、先輩や同僚にいい印象を与えたい」

 この記事では、ビジネスで実践的に使える心理学を目的別に紹介します。

心理学を知っていると、相手に良い印象を与えられたり、コミュニケーションで苦労せずに済むことがあります。
特に、仕事やプライベートの人間関係の改善には、役に立つ場面が多いです。

この記事では、様々な心理学の手法の中から、ビジネスに応用しやすいものを目的別に7つご紹介します。
併せて、参考図書も2冊ご紹介します。

  • 記事のメリット:ビジネス上の人間関係を改善するヒントが得られる
  • 記事の対象:これから新しく人間関係を作る方、今の人間関係で悩んでいる方


目次

1.結論:ビジネスで使える心理学【目的別7選】(本紹介あり)


2.詳細:
(1) これから新しく人間関係を作る場合【計3選】
(2) 今の人間関係で悩んでいる場合【計4選】


3.まとめ



1.結論:ビジネスで使える心理学【目的別7選】

 まず、この記事で扱う「目的」を2つご紹介します。

(1) これから新しく人間関係を作る場合
(2) 今の人間関係で悩んでいる場合

2つの目的に応じて、計7つの原則を紹介します。

(1) これから新しく人間関係を作る場合
・第一印象を上げる3原則

(2) 今の人間関係で悩んでいる場合
・相手に重要感を与える3原則
・上手に断る1原則

●参考図書
マンガでわかる! 心理学超入門 | ゆうきゆう |本 | 通販 | Amazon
人を動かす 文庫版 | D・カーネギー, 山口 博 |本 | 通販 | Amazon



2.詳細

 1章でご紹介した7つの原則について、順にご説明いたします。

(1) これから新しく人間関係を作る場合

 1節目は、「これから新しく人間関係を作る場合」です。
ご紹介する原則は、計3つです。


① 初頭効果

 1つ目は、「初頭効果」です。これは、相手への印象は、会って最初に受けたイメージや情報が一番強く影響する、というものです。

例えば、最初に挨拶した際の清潔感・話し方・名刺の渡し方などで、印象の大部分が決まります。初めの印象が良いと、後日ミスをしても「偶然のこと」と前向きに捉えて貰えるかもしれません。
一方、初めの印象が悪いと、後日ミスをすると「イメージ通りだな」と思われる可能性があります。

「日々信頼を積み重ねる」という発想も大切ですが、それ以上に「最初に印象を高める」ということが重要なのです。


② 親近効果

 2つ目は、「親近効果」です。これは、相手に対する印象は、最後の印象が強く影響するというものです。

①で「最初が重要」と書きましたが、最後も同じくらい重要なのです。
例えば、プレゼンをする場合は言いたいことを最後に持ってくるのが有効です。また、相手と会うときは別れ際の表情・挨拶の仕方1つでその日の満足度を変えることができます。


③ ハロー効果

 3つ目は、「ハロー効果」です。これは、相手が持っている一部の良い面・悪い面を、相手の全体評価としてしまうということです。

例えば、学歴がいい・外見がいいなどのごく一部の情報から、なんとなく「仕事ができそうだ」と判断してしまう、等です。
逆に、面接やビジネスの場では、「清潔感」や「自分のこれまでの実績」だけでも、自分の印象をある程度上げることができます。


他の心理効果も学びたい方は、以下の書籍をご参照ください。

※リンク先:
マンガでわかる! 心理学超入門 | ゆうきゆう |本 | 通販 | Amazon



(2) 今の人間関係で悩んでいる場合

 2節目は、「今の人間関係で悩んでいる場合」です。
ご紹介する原則は、計4つです。


① 相手の関心事を探り、聞く

 1つ目は、「相手の関心事を探り、聞く」です。これは、「まずは相手が何に関心を持っているかを探り、それを遮らずに聞く」ことです。

例えば、お客さんを相手に商売をしている場合を考えます。お客さんが「スコップが欲しい」といったとき、なぜ必要なのか?を探ってみます。
庭にたくさん穴を掘るためだと分かった場合、他に電動の便利なグッズがあればそちらを売れるかもしれません。相手が何に関心があるかを観察し、聞く姿勢は、常に求められる姿勢です。

また、この原則はビジネスだけでなくプライベートでも重要です。自分の話ではなく、相手の趣味や好きなことを話題にし、遮らずに聞く。これだけでも、円滑なコミュニケーションが出来るでしょう。


② 名前を覚える

 2つ目は、「名前を覚える」です。これは、「相手の名前をなるべく覚えて、会話中で名前を口に出す」ことを指します。

相手の名前を覚えて呼んであげるだけでも、相手に重要感を与えて、相手と良好な関係になることが出来ます。
例えば、「好きな食べ物は何ですか?」よりも、「○○さんは、好きな食べ物は何ですか?」の方が、聞かれた側は嬉しく感じます。


③ ほめる

 3つ目は、「ほめる」です。

個人的には、ほめるポイントを具体的にすると、より良いと考えます。「~が出来て、すごい」といった感じです。
ただ、上司や同僚が相手だと、「ほめる」という感覚ではないかもしれません。その場合は、個人的には感謝でもいいと考えます。「ありがとう」の他に、「助かった」「~のおかげで」等も、言われると嬉しい言葉です。


④ 仕事を断る1原則

 4つ目は、「仕事を断る1原則」です。

仕事が手一杯のときに、新たに仕事を頼まれた際の反応には様々あります。
まずは、「渋々引き受けてしまう」。これを繰り返すと容量オーバーします。
次に、「一方的な主張で断る」。攻撃的な姿勢をとって、喧嘩する可能性があるので、これもお勧めしません。

ではどうするか。それが「主張的反応で断る」です。つまり、「理由+代案で断る」です。
例えば、他の重要な仕事や期日の迫った仕事をどれだけ抱えているかを理由とし、その仕事が終わったら一部だけ引き受けることを提案します。
これによって、相手からの信頼を損なわずに断れる可能性が高いです。
(参考:マンガでわかる! 心理学超入門 | ゆうきゆう |本 | 通販 | Amazon


他のコミュニケーション術を学びたい方は、以下もご参照ください。

※リンク先:
人を動かす 文庫版 | D・カーネギー, 山口 博 |本 | 通販 | Amazon



3.まとめ

 最後に、この記事をまとめます。


●ビジネスで使える心理学として、計7原則をご紹介しました。

① これから新しく人間関係を作る場合
・第一印象を上げる3原則…初め最後目につく印象を最大限よくする。

② 今の人間関係で悩んでいる場合
・相手に重要感を与える3原則…相手の関心を探って聞く、名前を覚える、ほめる
・上手に断る1原則…理由+代案で断る

●参考図書として、以下もご参照ください。
マンガでわかる! 心理学超入門 | ゆうきゆう |本 | 通販 | Amazon
人を動かす 文庫版 | D・カーネギー, 山口 博 |本 | 通販 | Amazon

この記事が、あなたの人間関係形成の一助となることを願います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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