2021.7.21.更新
「社会人になりたての身として、読んでおくべき本はないかな」
「もうすぐ社会人だけど、おすすめの本って何だろう」
この記事は、「新入社員におすすめの本」について、目的別に紹介しています。新入社員のときに、社会人の基礎となる知識を入手しなかったばかりに、差をつけられてしまった、というのは悔いが残るものです。今回は、多くの方から支持されている本の中から、あなたが知りたいことに応じて3冊紹介します。
- 記事のメリット:「新入社員におすすめの本」を、あなたの目的別に知ることができる。
- 記事の対象:社会人になってまだ長くない方。これから社会人になる方。
目次
1.結論:「新入社員におすすめの本」厳選3冊
① 社会人のマインドを学びたい…『入社1年目の教科書』
② 社会人の具体的なスキルを学びたい…『コンサル1年目が学ぶこと』
③ 人生設計の参考情報が欲しい…『LIFE SHIFT』
2.詳細
3.まとめ
1.結論:「新入社員におすすめの本」厳選3冊
まず初めに、あなたが「学びたいこと」が以下のどれに近いかを考えてみてください。
① 社会人のマインドを学びたい
② 社会人の具体的なスキルを学びたい
③ 人生設計の参考情報が欲しい
この記事では、それぞれの「学びたいこと」に応じて、1冊ずつ紹介します。
① 社会人のマインドを学びたい…『入社1年目の教科書』
② 社会人の具体的なスキルを学びたい…『コンサル1年目が学ぶこと』
③ 人生設計の参考情報が欲しい…『LIFE SHIFT』
※リンク先
① 入社1年目の教科書 | 岩瀬 大輔 |本 | 通販 | Amazon
② コンサル一年目が学ぶこと | 大石 哲之 |本 | 通販 | Amazon
③ LIFE SHIFT(ライフ・シフト) | リンダ グラットン, アンドリュー スコット, 池村 千秋 |本 | 通販 | Amazon
2.詳細
それでは、1冊ずつ紹介します。
① 社会人のマインドを学びたい…『入社1年目の教科書』
社会人になるにあたって必要なマインドを書いてくれているのが、『入社1年目の教科書』です。
「マインドって何?」と思われるかもしれないので、いくつか具体例を見てみましょう。
・50点で構わないから早く出す
新入社員のうちは、長い時間をかけて100点を目指すより、50点でいいから短い時間で仕上げることが重要、という意味です。
理由は、新入社員にはできることが限られており、長い時間をかけても完成度には限界があるためです。一方、短い時間で提出すると、早い段階で先輩からフィードバックを受けることができます。そして、もらったフィードバックをもとに、第2版を提出するのです。このように、短い時間で提出しフィードバックを受けた方が、完成度も上がりあなたのスキルも上がります。
・仕事を依頼されたときに聞くこと
仕事を依頼されたときに聞くべきことは、「いつまでに必要か」と「何のために必要か」です。
「いつまでに」は、期限を表します。明日までに必要な場合と、1週間後でいい場合とでは、進め方がまったく異なります。
また、「何のために必要か」は、目的を表します。例えば、課内だけに展開する資料なのか、お客さんに見せる資料なのかによっても、資料作成にあてる時間は変えるべきです。他にも、主張したいことに併せて、添付情報を変えることで、より理解しやすい資料となるでしょう。
・自分がコントロールできないことを優先する
たくさんの仕事を並行して抱えていた場合、何から取り掛かるべきでしょうか。仕事の期限や難易度などは重要な基準ですが、必ず考えるべき指標として「自分がコントロールできるか」があります。
例えば、相手へのアポイントです。もしあなたが、アポイントを一番最後の仕事に回したとします。ギリギリになって相手に日程を伺ったら、ここ1週間の予定はすべて埋まっていた、なんて可能性も少なくないのです。相手のスケジュールはあなたがコントロールできるものではないので、なるべく早くとりかかるべき、と言えます。
※リンク先
→ 入社1年目の教科書 | 岩瀬 大輔 |本 | 通販 | Amazon
② 社会人の具体的なスキルを学びたい…『コンサル1年目が学ぶこと』
社会人にとって役立つ具体的なスキルを学べるのが、「コンサル1年目が学ぶこと」です。本書の中から、いくつか具体例を紹介します。
・「雲雨傘」提案
「雲雨傘」提案とは、事実・解釈・アクションをはっきり区別することの大切さを表します。
例えば、「雲が出ていて、雨が降りそうなので、傘をさした」という報告の場合。事実・解釈・アクションは次の通りになります。
「雲が出ていて」=事実
「雨が降りそうなので」=解釈
「傘をさした」=アクション
「雨雲傘」提案で、重要なことがいくつかあります。
まずは、事実だけを言わない、ということです。報告の際、事実だけを言って終わりでは、あなたがどう解釈して行動するのか/したのかが不明確です。
また、意見と事実は区別する、ということです。「お客さんが~と考えている様です」と報告する場合、それは裏付けのある事実なのか、あなたがそう思っているだけなのかで全く異なります。「ここからは私の意見ですが」という一言で、意見と事実を区別することが出来ます。
・仮説思考
「仮説思考」とは、「予め仮説を立てて、調べるポイントを絞る」ことを意味します。本書で挙げられている具体例を1つ見てみましょう。
あなたが旅行に行く場合を想定します。旅行に行ける日数は、有休がとれくらい取れるかで変わります。ただ、とれる有休の数は、直前まで分かりません。そんなとき、有休の数が確定してから計画を立てていては、とても十分な準備は出来ないでしょう。
そこで登場するのが「仮説思考」です。「有休が1日なら国内温泉旅行かな」「4日とれたらハワイに行こうかな」などと、事前に複数パターンの仮説を立てるのです。そして、有休が決まったら、予め立てた仮説の内の1つに沿って行動する。これなら、スムーズに計画が進みそうです。
あなたも、小さなことから「仮説思考」を取り入れて、効率化を図ってみてはいかがでしょうか。
・エクセル・パワポ術
本書では、効率的にエクセル・パワポを使うためのテクニックも紹介されています。エクセルであれば計算式やセルの扱い方、パワポであれば図形の操作まで、実用的なテクニックをたくさん知ることができます。ぜひ一度実践してみてください。
※リンク先
→コンサル一年目が学ぶこと | 大石 哲之 |本 | 通販 | Amazon
③ 人生設計の参考情報が欲しい…『LIFE SHIFT』
本書は、人生設計をする際に重要な情報を与えてくれる1冊です。
大前提として、これから私たちの寿命はどんどん延びていきます。寿命の延びに従って、ライフスタイルも親世代とは全く異なるものになります。親世代と異なるライフスタイルを送る上で、これからの私たちに何が必要か、を考えさせてくれる本です。
本書では、これからの私たちに必要なものは「無形資産」とされています。形が無い、つまり、目に見えない資産です。「何それ?」と思われるかもしれませんが、以下3つがその内容とされています。
・生産性資産…仕事で所得を増やすのに役立つ要素。スキルと知識。
・活力資産…肉体的・精神的な健康と幸福。人間関係も含む。
・変身資産…自分をよく知っていること、人的ネットワーク、新しい経験に対して開かれた姿勢。
お金を増やすだけでなく、「無形資産」にも注目することが、これからの人生を生きる鍵となるのです。より深く「無形資産」について学びたい方は、ぜひ本書をご一読ください。
※リンク先
→ LIFE SHIFT(ライフ・シフト) | リンダ グラットン, アンドリュー スコット, 池村 千秋 |本 | 通販 | Amazon
3.まとめ
最後に、この記事をまとめます。
●「新入社員のおすすめ本」として、目的別に3冊紹介しました。
① 社会人のマインドを学びたい…『入社1年目の教科書』
② 社会人の具体的なスキルを学びたい…『コンサル1年目が学ぶこと』
③ 人生設計の参考情報が欲しい…『LIFE SHIFT』
●より深く学びたい方は、以下のリンクを参照ください。
① 入社1年目の教科書 | 岩瀬 大輔 |本 | 通販 | Amazon
② コンサル一年目が学ぶこと | 大石 哲之 |本 | 通販 | Amazon
③ LIFE SHIFT(ライフ・シフト) | リンダ グラットン, アンドリュー スコット, 池村 千秋 |本 | 通販 | Amazon
この記事が、あなたのキャリア形成の一助となることを願います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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